アンパサンド。
アンパサンド(Ampersand)とは、記号「&」の英語名です。形の由来と名前の由来は、まったく別の場所・別の時代で生まれています。
形の起源は1世紀の古ローマ筆記体。ラテン語で「and」を意味するetのEとTを重ねた合字が、少しずつ崩れて現在の曲線になったとされます。一方、名前の起源はずっと新しく、19世紀の英語圏の教室です。
「Zの次」から生まれた名前
当時、アルファベットを暗唱する子どもたちは、Zの後ろに「&」をおまけの27番目として続けていました。単体で意味を持つ文字(IやAなど)は「〜 per se(それ自体で)〜」と唱える作法があり、「&」も「& per se and(&は、それ自体でandである)」と唱えることになっていた。これを毎日早口で繰り返すうちに音が崩れ、"ampersand"という一続きの語になりました。英語の一般語彙として定着したのは1837年までとされます(Merriam-Webster調べ)。
補足:記号の合字説は広く採られているが、細部の変遷は資料により表現に差がある。名前の定着時期(1837年頃)はMerriam-Websterの記述に基づく。